この前知った言葉「オルトレキシア」。
簡単にいうと、「正しい食生活にこだわり過ぎて、そこから外れることに強い不安や恐怖を感じる」状態のこと。
小麦粉が危険!
という情報を見て、パンを食べるのが「怖い」と思う。
油が危険!
という情報を見て、油を全く摂らない生活をしないと気が済まなくなる。
そのような症状。
もちろん、質のあまり良くない小麦粉を大量に食べたり、油っぽいものを摂りすぎるのは身体には良くない。
でも、小麦粉で問題になっているグルテンはタンパク質。
油は脂質。
どちらも、六大栄養素に含まれる栄養素です。
人類が何千年もずっと食べてきたもの。
そして、○○が危険!という情報がこれほど大量に飛び交うようになったのは、ここ数十年のこと。
アレルギーや病気など、医学的に避ける必要がある場合は別ですが、もし今まで食べてきて平気だったものであれば、「その食品自体がダメ」というのはちょっと言い過ぎなのかなぁと思います。
特に私が考えてしまうのは、昔から代々ごま油を作っている老舗のメーカーさんが「極悪商売」なのかどうか。
私の知っている、とても美味しいパンを作るパン屋さんが「不健康なもの」を作っている人たちなのかどうか。
ダメ!の先には、その食品を心を込めて作っている人たちがいるということを忘れないようにしたいなぁと思います。
人間の食の世界ではかなりその辺を煽るような情報が多くみられます。
情報を採用するかしないかは個人の自由だと思うんですが、度が過ぎてしまうと問題かな、と。
そしてその考え方をもとに犬猫の食生活を縛ってしまうのは、少し「生きづらい」かな、と思います。
講座でもよく言うんですが、人間の身体も、犬猫の身体も、ロボットではなく「生き物」なんですよね。
1+1が必ず2になるのが、ロボットの世界。
1+1が、たまに3になっちゃうのが生き物の世界。
佐藤航陽さんのYouTubeチャンネルを観ていたら、0か1、1+1=2というデジタルの世界から、1+1=3になっちゃうような、これまでの常識では捉えきれない世界に動いてきている、という趣旨の話がありました。
そういう視点を忘れずにいたいと思っています。